教習射撃を終えると、ついに自分の銃を選ぶ段階になる。
銃はどうやって買えばいいのか?手続きはどうすればいいのか?
普通の買い物ではないので、分からないことだらけだ。
そんな方に少しでも参考になるように、自分の体験とともに紹介したいと思う。
photo credit: Hamburg Gunshop / stendueland
購入は銃砲店で
まずは銃を売っている店探しだ。
今はインターネットで「銃砲店 ◯◯県」と入れて検索すれば、最寄りの銃砲店が出てくるので、そこに行ってみよう。
銃砲店はあまりオープンな雰囲気にしている店は少ないので、入りにくいかもしれないが、銃は沢山売れるものではないので、お客にはちゃんと対応してくれるはずだ。
銃砲店に行ってきた
私は初めての銃を購入するため、
長野県の富士見町にある銃砲店、富士見プロジェクトに行ってきた。
お店は別荘地の中にひっそりとあった。隠れすぎていて、たどり着くまでしばらく道に迷ってしまった。
外観は普通の民家をそのまま中身だけ銃砲店にした感じだ。
写真は撮ってあるのだが、自宅としても使用しているようで、ブログに上げるのはやめておこう。

お店のイメージとはこんな感じだ
photo credit: House / teofilo
銃砲店の中は沢山の銃が並べられている
銃砲店の中に入ると、70代と思われる店主の方が出迎えてくれた。
店主は20代の頃から狩猟を初めて、今も現役で狩猟をされているプロの方だ。
数年前ここに越してきて、お店をオープンしたそうだ。
中にはガラスのショーケースがあり、散弾銃やライフル銃が十数本並べられていた。
銃の相談をする
photo credit: Shotguns / irisphotos
早速銃の相談をした。
すると店主からどういった用途に使いたいのか聞かれた。
「狩猟用です。」と答える私。
「狩猟用といっても対象を何にするかによって変わるよ。」と店主が言う。
鳥撃ちをしたいなら、銃身長が長めで遠距離でも精度が高く、弾が拡散しにくいものが良い。
大型獣を撃ちたいなら、銃身長を短くして取り扱いが楽なもの、照星がしっかりしたものをついていて1発弾の狙いが付けやすいようなものが良い。
また、クレー射撃メインでやりたいなら、上下二連銃が良いし、狩猟メインなら自動銃やスライドアクション銃が良い。
など、参考になる話を聞くことができた。
結局、私は大型獣は散弾銃で、鳥撃ちは空気銃で行うつもりでいたので、散弾銃は大型獣に向いたものに決めた。
みなさんも銃砲店に初めて行く場合には、やりたい猟のイメージを考えておくといいだろう。
銃との出会いは一期一会
ただ、銃の用途に合わせて、口径12番の自動銃で取り扱いしやすい銃身長が短めの散弾銃が欲しい!と決めておいても、そうは問屋が卸さない。
なぜなら、銃砲店は十数本の銃が在庫としてあっても、用途別で絞ると、選べる銃は2〜3本程度になってしまう。
本当にぴったり欲しかった条件の銃が手に入るとは限らないのだ。(新銃を取り寄せる方法もあるが、なにぶん高い)
なので初心者であれば、その場にある用途に合った銃で安いものを買っておけばいいと思う。
店主も、そのうちやりたいことが変わったりしてくるから、とりあえず安いものを買っておくのが一番いいよと言っていた。
購入する銃を決めたら手続きをする
購入する銃を決めたら銃砲店に譲渡等承諾書を作成してもらおう。
これは後日警察署に行って、銃の所持許可申請を出す際に必要になる書類になる。
在庫がある銃であればその日に書類は作ってもらえる。
取り寄せの場合は、銃のシリアルナンバーが必要なので、その銃がお店に届いてから書類作成になる。書類は後日郵送で送ってもらおう。
書類には本籍地の記載欄があるので、事前に本籍地を確認しておくといいだろう。
最後に
銃砲店に行くのは最初はちょっと緊張するかもしれない。
だけど行ってみると、親身に相談に乗ってくれる。
ネットだけではなかなか得られない情報も知ることができる。
弾を買ったり、銃を買い換えたり、今後もお世話になると思うので、
思い切って訪ねてみよう。