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土屋一昭さんのネイチャーガイド体験ツアー/いつもと違う世界を感じた

皆さんはネイチャーガイドという職業を知っているだろうか。

ネイチャーガイドとは、植物や動物、歴史、文化等、アウトドアフィールドでツアー客に地域の自然のことを深く知ってもらう解説員のことである。

ガイドがいることによって、自然観光を一味違った物にしてくれる。

そんなネイチャーガイドを体験できる機会があったので、いつもとは違う世界を体験してみたいと思い参加することにした。

森の演出家こと土屋一昭さんに会いにゆく

ネイチャーガイドとして活躍している森の演出家こと土屋一昭さんが、今回の体験の先生である。

土屋さんは幼い頃から自然に親しんで過ごしてきたそうで、自然に対する姿勢や知識が人とは大きく違う。

その知識を活かして、鉄腕DASHやダーウィンが来た、などのメディア出演も果たしている。

最近ではガイドの仕事だけではなく、ツアーの企画・講演・ネイチャーガイドの後継の育成など、様々な事業を精力的に行なっている。

本人はただの野生児だと言っていたが、その姿は正に実業家であった。

アウトドアフィールドは東京・青梅市へ

新宿から電車で1時間半。同じく東京都にある青梅市・御嶽が今回の会場だ。

同じ東京都とは思えないくらい自然が豊富な場所である。

駅に着くと土屋さんが出迎えてくれた。

早速、駅近くにあるツッチーハウスこと築150年の古民家に向かう。

5分ほど坂道を歩くと、ツッチーハウスが見えてきた。

中に入ってみると、第一印象は「おばあちゃんの家」のような雰囲気だった。

囲炉裏や古家具など随所にあまりお目にかかれない物があり、見ていて非常に楽しい。

ところどころ障子が破れていたり、襖の上下左右に隙間が空いていたりした。

だが古民家を完璧に綺麗にしてしまうよりは、古さを残す方が雰囲気があって良いと思う。

ネイチャーガイド体験が始まる

今回のネイチャーガイド体験は全員で5人が集まった。

多い時は15人以上集まるそうだ。

軽く自己紹介をして、土屋さんからネイチャーガイドの活動について解説が始まった。

ネイチャーガイドの基礎知識

ネイチャーガイドはどんな仕事なのか?ということから始まり、

どういったことをお客さんが求めているのか、

事故防止やリスクアセスメントなど、

ガイドに必要な知識の説明を聞くことができた。

その話の中で私が最も気になった点、

それは「ただ単にガイドをするだけでは稼げない」ということ。

ネイチャーガイドの平均年収を調べてみると300万以下が当たり前のようにある世界だ。

だからこそボランティアや兼業でやっている人がほとんどだそうだ。

ではどうすればいいのか。

それは高付加価値をつけて、単価を上げていくことに尽きるという。

この高付加価値をつける方法については土屋さんのノウハウになるので、実際に土屋さんのツアーに参加して聞いてほしいと思う。

フィールドワーク体験

座学が終わるといよいよフィールドに出て、ネイチャーガイドの体験をする。

とはいえ実際のお客さんの対応をするわけではなく、集まった参加者同士でガイドの練習をする形式だ。

体験会はツッチーハウス直ぐ近くの御岳渓谷で行った。

写真の吊り橋を渡り、トレッキングコースの散策が始まる。

しばらく歩いていると、土屋さんが落ちていた石を拾う。

一見するとただの石だ。

おもむろに石同士を打ち当てる。

小さな火花が飛び出す。

これは火打ち石らしい。でてきた火花を火口に当てると火が着くとのこと。

テレビや漫画でしか見たことがない物が、こんなに身近に落ちているとは思わなかった。

御岳渓谷は鳥類もたくさんの種類がいるという。

だがこの日はあいにくの雨であったため、鳥の鳴き声は聞こえなかった。

少し残念だな、と思った。

でもそんな時もプロのネイチャーガイドは楽しませる術を持っていた。

ピィー、ピピピピ

土屋さんが鳥の鳴き真似をする。

これが本当に似ている。

晴れていれば鳥が呼応するそうだ。

それを聞いた他のメンバーも楽しそうにしていた。

どんな時でも楽しませる力に感心してしまった。

今度は川沿いを進む。

そこには大小様々な石が転がっていた。

そこでは石を使った遊びを教えてもらった。

石の上に石を積み上げる遊び。

ただそれだけなのだが、意外と面白い。

気づけばいい大人が夢中で遊んでしまった。

上手い人は12段まで積み上げるらしい。本当か?

最後にメンバー各々10分間程度でガイド練習を行った。

教えてもらったことを参考に自分だけの遊び・解説をする。

お客さん役は同じくツアーの参加者だ。

私は歩いている時に見つけた食べられる野草の解説をクイズ形式にしてみた。

10分間という時間は長く感じるが実際にやってみると思ったより短く感じた。

他のメンバーも紅葉しているものを集める遊びや、ハロウィンにちなんで拾ったもので仮装をするなど、工夫してガイドの練習をしていた。

ガイドする側される側、両方を体験することで新たな気づきがある。

何か相乗効果のようなものがあるのかもしれない。

おわりに

今回のネイチャーガイド体験だが、仕事旅行者より10000円で参加できる。

値段以上に楽しく、もう一度ツッチーハウスに訪れて見たいと思わせる体験であった。

また、ガイドをするための技術だけではなく、ガイドとしてお金を稼ぐためのマインドや商品企画力も学ぶことができる。

もしネイチャーガイドの仕事に就きたいと思うのであれば、いい体験になるはずだと思う。

おまけ

土屋さんが釣ったニジマスを塩焼きでご馳走してもらったり、

御嶽の名物を紹介してもらったり、

紹介したこと以外にも楽しい企画が盛り沢山のツアーだった。