教習射撃に無事合格すると、銃の所持許可申請をすることになる。
いよいよ手続きも大詰めだ。
ただ、所持許可申請は、教習射撃の身辺調査と違って、警察が実際に自宅に来て、保管設備のチェックが行われるのだ。
先日私のところにも警察がやってきたので、どんな感じで調査が行われたのか、記事にしようと思う。
photo credit: Policeman / 89228431@N06
警察からは事前連絡が来る
ガンロッカーの検査は、事前に日程調整の電話連絡がある。
突然警察が来て、今から見せてください、とはならないので安心を。
警察官に希望の日時を伝えて、電話は終了。
ガンロッカーのチェックはどこをみるのか
検査日当日、玄関のチャイムが鳴る。
ドアを開けると警察官が1人やってきた。
今まで警察の窓口対応をしてくれた人とは別の方だった。
挨拶を済ませ、早速ガンロッカーの確認を行ってもらう。
警察官はチェック表を見ながら、ガンロッカーを検査していた。
チェック表の中身は見せてもらえなかったが、保管設備の要件は猟銃等取扱読本に書いてある。それを満たしていれば問題ないと思う。
参考までに要件まとめ。
①全ての部分が1mm以上の厚さの鋼板であること。
②閂構造で施錠し、扉の上下を固定する構造であること
③外部から見える蝶がねが破壊されても扉が開かないこと
④内部に銃を固定できること
⑤鍵は外部からの力によって容易に開錠できないこと
⑥扉を閉鎖する鍵はかけ忘れ防止装置付きのものであること
⑦鍵の種類は120種類以上であること
確認は20分くらいで終了した。私自身は特にやることはなく、警察官の横で見ているだけだった。
で結果は・・・
「堅牢な保管設備ではない」との評価
ちょっと待ってほしい。要件は全て満たしているはずだ。
何がダメだったのか聞いてみると、保管設備が二重ロックになっていないとのこと。
そもそもそんな要件は無かったような。
とはいえ警察に逆らっても無駄なので、反論は飲み込む。
そのまま確認は終了して、警察は帰ってしまった。
NG判定されたままだと今後どうなるのか、再検査ならまた時間がかかるなぁと、
やきもきしたまま、最終結果を待つことになってしまった。
1ヶ月後、所持許可申請の結果が出た
検査からしばらく経った時、警察から身辺調査終了の連絡が来た。
結果は・・・
無事合格!
結局ガンロッカーの基準を満たしていないのはどうなったのかは分からないが、
これでやっと銃を持つことができることになった。
おわりに
警察官による調査というと、少し不安になってしまうが、そんなに身構えなくても大丈夫だ。
ガンロッカーを見せて、2〜3個質問に答えるだけで、20分くらいで終了する。
難しいことはない。
担当の警察官も威圧的な感じではなく、丁寧に対応してくれた。
よっぽどおかしな態度を取らない限りは問題ないだろう。
おまけ
ちなみに、堅牢な保管設備ではないとされたガンロッカーは、確認の後、鍵の増設を行って、要件を満たすようにした。
今度こそ文句は言われないはずだ・・・・!

スチールファクトリーのガンロッカーと装弾ロッカーの使い勝手はどうなの?