狩猟

狩猟免許試験の内容と様子について解説するよ!

狩猟を始めたいのなら、銃の所持許可を取る必要があります。

ですが、それだけでは狩猟をすることはできません。

狩猟免許、つまり動物を狩るための免許も同時に取る必要があります。

先日、私も狩猟免許試験を受けに行ってきたので、当日の様子はどんなだったのか、紹介したいと思います。

手続きの詳細はこちらの記事を参考にして下さい。

ずっき〜の狩猟採集生活
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photo credit:Deer / dq090702

狩猟免許試験の事前講習を受けた

狩猟免許試験を受ける場合、事前に地元の猟友会が主宰する講習会を受けることができます。

講習会では法令や猟具の取扱、鳥獣の特徴を学ぶ座学と、視力や聴力、運動能力に問題がないか確認する適正確認、猟具の取扱実技を学べます。

また、試験対策用に狩猟読本という参考書と試験例題集を貰えます。

この狩猟読本、鳥獣法の内容や、猟具の使い方、狩猟鳥獣の特徴など、狩猟をするに当たって必要な知識が記載されており、試験以外にも役に立ちます。

受講は特に義務という訳ではありませんが、試験に合格したいなら受けておいた方が絶対に良いです。

知識問題ならともかく、実技に関わる部分は教わらないと独学では厳しいと思います。

講習は1日かけて行われる

事前講習の1日のスケジュールはこんな感じでした。

9:00〜9:05: 開会式

9:05〜10:30: 鳥獣法の講義

10:30〜10:45: 休憩

10:45〜11:15: 鳥獣法の講義

11:15〜12:00: 鳥獣の判別

12:00〜13:00: 昼休み

13:00〜13:20: 適正確認(視力検査、聴力検査)

13:20〜14:20: 猟具に関する知識

14:20〜14:30: 休憩

14:30〜17:00: 距離の目測、猟具の取り扱い(実技)

事前講習当日の話

会場の長野県営総合射撃場に行くと、30人ほどが講習に受けに来ていました。年齢層は50〜60歳代が6割ほど、残りが30〜40歳代という感じでした。

受付を済ませ、狩猟読本と例題集を貰い、席に着くと、しばらくして講義は始まりました。

座学(鳥獣法)

講義は狩猟読本の内容に沿って行われますが、時折、大事なポイントを講師の方が教えてくれました。

試験ではこの大事なポイントと言われた部分が出題されるので、それさえ覚えていれば、筆記試験は合格できるでしょう。

県は警察と違い、ハンターの数を増やしたいので、こういったことになっているのでしょうか。

座学が終わると、鳥獣の判別について講義が行われました。

鳥獣の判別

鳥獣の判別は、実物で判別するわけではなく、このようなイラストを用いて行われました。

狩猟鳥獣は全部で48種いるのですが、試験に出題される鳥獣を事前に教えてもらえるので、それだけ覚えて試験に挑めば問題ありません。

ちなみにこのイラストは鳥獣ごとの特徴がかなり分かりやすくデフォルメされているそうです。

実際に狩猟する場合は、図鑑を買って勉強し、実際に経験者と一緒に出漁して、非狩猟鳥獣を間違って狩らないようにしましょう、とアドバイスを頂きました。

適正確認

適正確認は視力検査と聴力検査、運動能力の測定を実際に行います。

視力は両眼で0.7以上、片眼で0.3以上あればOKです。

メガネをかけている方は忘れないようにしましょう。

聴力は10mの距離で90デシベルの音が聞こえればOKです。

ちなみに90デシベルは犬の鳴き声レベルの大きさです。

運動検査は手足を回す、伸ばす、屈伸するなど、簡単な運動をするだけです。

どれも普段の生活ができていれば問題ありません。

猟具の取り扱い

猟具の取り扱いは、受ける試験によって変わります。私が受けたのは、第1種銃猟ですので、猟銃の取り扱いについて学びました。

銃の取り扱いは銃の「点検」「分解」「結合」「装填・射撃姿勢・脱砲」「休憩」「受け渡し」「団体行動」「空気銃の操作」について行いました。

並べると、結構あるのですが、体で覚えられるのでそんなに難しくはありません。

例えば、「点検」はどのように行ったかというと、

銃を取り、「解放よし」「実包なし」「異物なし」と唱え、銃の解放状態と実包・異物の有無の確認作業をします。

そして先台・安全子・開閉レバーの点検を行います。

銃を戻す際は「実包なし」「異物なし」と確認作業をします。

とにかく銃を持つ・離す場合はくどく実包の確認を行います。

気をつけなければならないことは、「用心金の中に指を入れないこと」と「銃口が人に向かいないこと」です。これらは試験本番でやると減点対象になります。

用心金は夢中になっていると、自然と指が入っていまいがちなので、気をつけましょう。私も本番は大丈夫でしたが、講習では無意識に指を入れてしまいました。

それ以外の各動作の減点項目も講師の方が教えてくれます。

内容は写真のようにまとめられているので、これを覚えるようにしましょう

距離の目測

距離の目測は外に出て行いました。10m、30m、50m、200mの位置に目印が置かれ、その位置を覚えるだけです。特に難しいことはありませんでした。

試験本番

試験は筆記試験が90分で、その他の試験は特に制限時間はありませんでした。

試験は1日かけて行われましたが、筆記試験以外は順番に行うので、ほとんど待ち時間のようでした。

ちなみに私は、あまりにも暇でスマホでネットサーフィンをして待ち時間を潰していたのですが、電池が切れる自体に。

みなさんも本番は暇つぶしの道具は持ってきた方がいいかもしれません。

筆記試験

photo credit: Exam / albertogp123

筆記試験は90分ありましたが、事前に出題ポイントを教わっていたので10分くらいで終わってしまいました。普通に勉強しておけば苦労はしないと思います。

退出は自由でしたので、2回ほど見直しをして、試験開始から30分ほどで退出しました。

鳥獣の判別試験

鳥獣の判別試験ではイラストを見せられ、狩猟鳥獣の場合は「名前」と「獲れます」と答えます。非狩猟鳥獣の場合は「獲れません」と答えます。

事前に出題される狩猟鳥獣は覚えておいたので、これも全く苦労しませんでした。

ちなみに間違った答えを言った場合、試験官の方がうつむいて、「間違っているという空気感」を出すそうです。

なので、試験官が半分答えを教えてくれるという…

どんだけハンター増やしたいんだ。

適正確認試験

適正確認は当然問題なく合格しました。

距離の目測の試験

本番は講習会で教わった時より、目印の数が増えていて、一瞬戸惑いましたが、感覚的に覚えていたので、難なくクリアしました。

皆さんが受ける時もおそらく目印が増やされる可能性があるので、心の準備はしておきましょう。

ちなみに間違った答えを言った場合、試験官の方がうつむいて…以下略

猟具の取り扱い

一番心配していた猟具の取り扱い。

講習会以降、練習する機会も無いので手順を忘れないか不安になります。

実際私も銃をテーブルに戻す際の実包・異物の確認作業を忘れてしまいました。

が、減点にはならず、試験官の方からの注意で済んだので良かったです。

ただ、用心金には指を入れない、銃口を人に向けないことだけは本当に気をつけましょう。それをやってしまった人は一発減点になっていました。

合格発表

試験は70%の点数が取れていれば合格になるそうです。

今回は30人中29人合格でした。合格率は96%。

よっぽどのことがない限り受かると思います。

私も無事合格することができ、晴れて狩猟免状を手に入れることができました。

まとめ

・講習会が絶対に受けた方が良い

・試験は普通にやれば簡単に合格できる

・試験官は受講者の味方

いかがでしたか?狩猟免許試験の雰囲気は掴めたでしょうか?

狩猟免許は銃の所持許可と違って、取得のハードルは低いです。試験も簡単です。

講習会を受けて普通に勉強すれば、大体大丈夫です。

気負いせず、気楽に受けて合格を目指しましょう。