山菜採りを始めるにあたって、まずは何を用意すればいいのか分からないこともあると思う。
私も最初は何も持たずに山に飛び込んでいたが、何度も行くうちに、持って行く道具も無駄が無くなり洗練されたと思う。
そこで、これから山菜採りを始めたいと思っている方に向けて、私がおすすめす道具について紹介したいと思う。
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山菜採りに持っていく道具の用途は?
そもそも山菜採りは何をする道具が必要なのか。
それは山菜を「探す」・「採取する」・「保管する」道具だ。
「探す」道具
山菜は田んぼや道端に生えているものもあるが、大抵は山や沢に行って採ることが多い。足場が悪いところや水に入ることもよくある。
となると必要になるのは「しっかりとした靴」だ。
汎用性を考えるなら登山靴、安く済ませるなら長靴
おすすめは登山靴か長靴だ。登山靴は10000円くらい出せば浸水もしにくく、足が疲れにくいものを買える。

オススメ登山靴はこちら
もっと安く買いたいなら、スパイク付きか底がデコボコしている長靴が良い。
例えばこれなら4000円で買うことができる。
ただ、耐水性は登山靴よりも上なのだが、ムレはどうしても発生してしまう。
決してサンダルやスニーカーはやめておこう。足をくじいたり怪我の元になる。
長袖長ズボンは必須
服装は必ず長袖長ズボンにするべきだ。
できるだけ肌の露出を少なくして、木の枝や棘、虫刺され等から肌を守るためだ。
素材は伸縮性があり、通気性のあるものにしたい。
ハイキングに行くつもりの格好をすれば良いだろう。
ユニクロのウルトラストレッチパンツがおすすめだ。
見つけた山菜を調べるための図鑑
見つけた山菜は、本当に食べられるのか調べる必要がある。今時はスマホで調べられなくもないが、やはり紙の図鑑も欲しい。
それはなぜかというと、インターネットでは間違った情報が載っていたりするためである。
野草には毒を持っている物が沢山ある。
中には食べたら死にかねないシャレにならないものもある。
ちゃんと判断するには、やはり図鑑の方がいい。
また、情報がまとまって書かれているので探しやすいという利点もある。
私が普段使っている図鑑は、この2冊だ。

右は調理法や食べられる部位、アク抜きの仕方等、細かく書いてあり、家で調理する際に重宝している。
左はコンパクトなサイズで持ち歩きに便利だ。実際に探す時はこちらを持ち歩いている。
右:山菜採りナビ図鑑
「採取する」道具
次に採取する道具だ。
採取するのはぶっちゃけ素手で引っこ抜けば何とかなったりもする。
が、山菜によっては棘があったり、なかなか切れないものも多い。
やはり専用の道具がある方が賢明だ。
採取で一番便利なのはハサミ
山菜採りで一番役に立つものといえばハサミだろう。
ナイフでもいいのだが、ハサミは安全に使えるという点で優れている。
ちなみにハサミはそんなに高いものでなくても良い。
どうしても土や石を噛んでしまうので、すぐボロボロになってしまうからだ。
手頃な値段の物を選ぶと良いだろう。
こだわらないなら100均のキッチンバサミでもOKだ。
手を守るための軍手
何度も言うが、山菜は棘があるものもある。例えばアザミ類がそうだ。
あれは軽く触る程度でも棘が刺さり素手では持てたものではない。
そこで威力を発揮するのが軍手だ。
ホームセンターで安売りされているので十分なので持って行くようにしよう。
「保管する」道具
最後に採った山菜を保管する道具だ。
実は採った山菜はムレに弱い。通気性のある入れ物に保管をしたい。
なのでビニール袋を使うよりは、綿や藁でできたカゴや袋を使うと良いだろう。
こういった物が手頃でおすすめだ。
終わりに
以上が最低限持っておきたい山菜採りの道具だ。
これさえあればとりあえずは困らないだろう。
お値段も手頃な物を選んだので、手軽に始められると思う。
これを読んでいる方はぜひ山菜ライフを楽しんでほしいと思う。