狩猟

グループでの狩猟で必須の無線機を紹介する

イノシシやシカなど大型獣を獲る。

大物猟がどのように行われているかというと、「巻狩り」が多いと思う。

巻狩りは数人から十数人のグループで行い、その中で勢子と立間に役割が別れる。

勢子は狩場を練り歩いて獲物を追い込む、立間が待ち伏せして獲物を仕留める、といった感じだ。

大切なのはグループ全員の意思疎通。だれがどこにいて、獲物がいるのかいないのか、連絡を取り合う必要がある。

そこで必要になるのが無線機である。

なぜ無線機なのか

猟の連絡手段として求められる点は以下の通りだ。

  • 一斉に全員に送信できる。
  • 操作が少ないこと。
  • シームレスに連絡を取り合える状態にできること。

猟をしているときは状況がどんどん変わってゆく。シカを見つけた途端走られるかもしれないし、クマのような危険な動物が現れるかもしれない。そのため、タイムラグなく全員と連絡をすぐに取れる必要がある。

また、銃を持っているため、複雑な操作はできない。できてボタンを1つ押せるくらいだ。

これを無線機なら全てを満たすことができる。

送信はボタンを押して話すだけ。一斉送信ができる。受信は操作レスだ。

どのような無線機がいいのか

ではどの無線機を選ぶのが良いのか。種類は沢山あるので迷ってしまうと思う。

猟の無線機で必要な項目を挙げてみる。

  • 耐衝撃性があること
  • 耐水性・防塵性があること
  • 電池持ちが良いこと

猟場は足場が悪い。バランスを崩して無線機を落下させたりすることもある。雪が降る中猟を行い、濡らしてしまうこともある。結構乱暴に使われるので耐久性は重要だ。

猟は長時間行う。その間はずっと電源を入れっぱなしだ。また寒いので適当なものだと電池がすぐ切れてしまう。

オススメの無線機は?

そこで私が実際に使用している無線機を紹介しよう。

使用しているのは八重洲無線のFT1XDだ。

この無線機はAmazonで¥36720 (2018年3月23日現在)と少々値が張るが、猟の実用に耐えるものだと感じている。

外装は樹脂製でしっかりとした作りで、持ってみると結構ずっしりしている。

耐水性はIPX5相当(あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない)とされていて十分で、

実際に雪に降られたが特に問題無かった。

電池持ちも良く、気温が氷点下10℃を下回る状況でも1日使用することができた。

電波の感度も良く、グループ間の通信が聞き取りにくいということも無かった。

欠点は機能が盛りだくさんなおかげで、全部の機能を使いこなせないことか。

まあ必要最低限の機能は簡易マニュアルがあるのですぐに使えるようにはなるが。

イヤホンマイクはあった方が良い

無線機は単体で音声の送受信をすることは可能なのだが、その場合、猟場で一々無線機を取り出して話さなければならず面倒である。また、スピーカーから音声を流すため、獲物に気づかれ、逃げられてしまう可能性もある。

そこであると便利なのがイヤホンマイクである。八重洲の無線機を使うならこちらがオススメ。

イヤホンマイクは、イヤホンとマイク、それと送信ボタンがセットになっているものだ。

本体のマイク端子にこれを挿すことで使用できる。

マイクはケーブルの途中につけられており、イヤホンを耳につけると、大体口元より少し下の位置にマイクがくる。送信ボタンはマイクと反対側にある。

これにより片手でボタンを操作するだけで、本体を取り出すことなく、手早く通信を行うことができる。

送信ボタンの裏側にマイクがある
無線をポケットに入れておける

無線機を使うにはアマチュア無線技士の資格が必要

無線機を使用するためには国家資格であるアマチュア無線技師の資格が必要だ。猟で使用する無線機であれば4級以上があればOK。

アマ4は2日程度の講習を受けて試験に合格すれば取れる。詳細はまた別の記事で書こうと思う。

ちなみにモグリで使っていると電波法違反でしょっぴかれるのでやめましょう。

まとめ

無線機は安いものではないが、グループ猟では必須。買っておくようにしよう。

オススメは八重洲無線のFT1XDイヤホンマイクの組み合わせ。

無線機を使うにはアマチュア無線技師4級が必要。